2021年を振り返る

今年も1年を振り返ります。

お仕事

1月

前職の最終出社がありました。 お仕事はほとんどしませんでした。

2月~5月

転職先でITコンサルタントとしての仕事を始めました。

1プロジェクト目はとあるお客様向けのPMO案件。 残念ながら日々の事務的な仕事を回すことで精いっぱいでした。

業界の知見や課題解決力は正直あまり身に着けられませんでしたが、 お客さんとのコミュニケーションは早く丁寧にできるようになりました。

6月~12月

2プロジェクト目です。 前のプロジェクトとは違って自分で担当領域のスケジュール策定から実行まで任せてもらっています。 いきなり仕事の難易度が上がったのでかなり大変な半年でした。

現場で日雇い労働者みたいな仕事をしていた1年前

esparrago-b.hatenablog.com

と比べると、数か月単位で自分の仕事を計画・実行できたことは大きな成長と言えるのかもしれません。が、正直難易度がかなり高く、仕事は何とか前に進んではいるけどコントロールは全然できてない感じがして苦しかったです。

もう少し掌中に収まるレベル感の仕事で仕事のやり方を覚えながらステップアップしたいなあ。

プライベート

  • 引っ越しました。
    • とても気持ちのいい家で気に入っています。
  • 猫を飼い始めました
    • 休日は猫を見ているだけで時間が溶けていきます。

まとめ

本当は仕事の外のインプット・アウトプットともに増やしたいんですが、仕事の忙しさを言い訳になかなか手を付けられてません。

来年がんばります。

読書:哲学入門(2)

第2章で最終的に立った問いはこんなんだった。

  1. テーブルは実在するのか
    • 私たちが近くするのがセンスデータでしかないのなら、センスデータの原因となテーブル本体の存在は知覚できないことになる。知覚できないとなると、本当にテーブル本体は存在するのだろうか?
  2. もしあるのだとしたら、その本性は何か
    • 仮にテーブル本体が存在するとして、どんな色、におい等の特徴があるのか?

2章以降でラッセルはこの問いに向き合う。でも、期待した形での答えは出てこない。

第2章 物質は存在するか

この章では先に挙げた問いの「1. テーブルは実在するのか」に答えようとする。で、その答えは「実在すると認めるのが妥当」に落ち着く。

ラッセルは、デカルトの「われ思う、ゆえに我あり」をさらに細分化し、少なくとも一瞬一瞬の考えや知覚だけは確実性を持っていると説明する。そのうえで「自分とその経験以外の物が存在していることは、ある意味では、決して証明できないと認めざるを得ない。」(p,28)という。もしかしたら目の前のテーブルは夢の産物かもしれない。映画『マトリックス』の世界観だ。 なぜ認めるのが妥当なのか それは、テーブルは実在するという感覚は「本能的信念」に基づくからだ。 本能的信念とは、「自分の考えを振り返るようになったときには、すでにそう信じている自分に気づく」という信念。 もちろん本能的信念はあくまで信念であって事実ではないので、拒否することもできる。ただ、拒否する妥当な理由がない。 拒否する理由がないから。「実在しない」という答えは拒否する妥当な理由がある。

正直「実在する」もしくは「実在しない」のどちらかを期待してたんだけど、そうはならないようだ。

読書:哲学入門(1)

バートランド・ラッセル著『哲学入門』の読書メモです。

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これです

哲学書と言われるやつをちゃんと読むのは学生の頃ぶりです。

第1章 現象と実在

この章でラッセルは2つの問いを立てる。

  1. そもそも物質のようなものがあるか
  2. もしあるのだとしたら、その本性は何か

え、どうしたん。物質、あるに決まってるじゃないか。 物質に囲まれて生活してるじゃないかぼくら。

でも、ラッセルはそういう話がしたいわけじゃないらしい。

例えばテーブル。自分は確かにテーブルを知覚している。色は茶色で、特ににおいは無し。触ると固い。

でも、テーブルの色合いは光の当たり具合によって変わるし、室温が上がれば木の香りがするかもしれない。つまり、テーブルに対する知覚は、自分とテーブルについての(位置とか時間とか温度とかの)関係に依存して変化するわけだ。ラッセルはこの変化する知覚を「センス・データ」と呼んでいる。ラッセルにしてみれば、私たちがテーブルそのものだと思って知覚していたのは、テーブルのセンス・データでしかないというわけだ。

じゃあ、このセンス・データのもとになるテーブル本体はどこにあるのか?というか、そもそも存在するのだろうか?私たちはどうあがいてもセンス・データしか知覚できないのだ。知覚できないテーブル本体の存在をどうやって確かめたらいいんだ。

先の二つの問いをテーブルに置き換えるなら、

  1. テーブルは実在するのか
    • 私たちが近くするのがセンスデータでしかないのなら、センスデータの原因となテーブル本体の存在は知覚できないことになる。知覚できないとなると、本当にテーブル本体は存在するのだろうか?
  2. もしあるのだとしたら、その本性は何か
    • 仮にテーブル本体が存在するとして、どんな色、におい等の特徴があるのか?

ということになる。

続く

2020年を振り返る

今年も1年を振り返ります。

お仕事

1月~4月

現場仕事です。詳しくはこちら。

esparrago-b.hatenablog.com

5月~8月

現場仕事です。 それまで何かトラブルが起きたら「トラブりましたー。どうしましょう。」しか言ってなかったのですが、このあたりから「トラブったのですがこういう対処で行こうと思います」までをセットで報告することができるようになってきました。 現場で作業を依頼されたら進め方やアウトプットを依頼者と握ってから着手することも覚えました。 いろいろあって5月あたりから、「とりあえず目先の気になる技術を勉強してみる」というのができなくなってきました。 やりがちだった「タスク的にに寄り道になりそうでも技術的解決を模索してみる」というのもやらなくなりました。 タスクをさっさと終わらせる姿勢は身につきましたが、技術力を上げる機会を常にうかがう姿勢はこの時以降薄れたように感じます。

9月~12月

いろいろあって9月に思い切って転職活動を始め、10月に次の就職先に内定をいただきました。 仕事はというと、現場仕事の正確で速く、かつ依頼者の期待を満たす作業ができず悶々としていました。 時間を管理された状態での本番作業等、即座の判断が必要かつプレッシャーのかかる状態での作業は2019年から苦手意識を感じていたのですが、今年も克服できずじまいでした。 一方1週間ほどのスパンで動く、現場と比べて時間に余裕のあるタスクでは、 - 事故察知力 - タスク進捗管理力 が身についてきてます。 事故察知力は、その名の通り自分が持ってるタスクが「このままいくと事故る」ことを察知する力です。 なお回避能力については勉強中です。事故はたいてい関係者とのコミュニケーション不足が原因になることが多い気がするので、そこんとこうまくやれるようにならんとなあ、という気持ちです。 タスク管理力もだいぶ今更ですが、学びつつあります。 上司が定期的な進捗確認会を設けてくれているため、それに向けて準備することで結果的に培われてきたという感じです。 まだ自分が手を動かす範囲のタスクしかもっていないためタスク管理も容易な印象です。

プライベート

マンション購入を決めました。 南の島に新婚旅行してきました。

まとめ

去年と比べてITの技術力的にはあまり上がりませんでしたが、仕事を進める力は伸びました。 正直やっと社会人1年目ぐらいの力量だと思います。 転職先はコンサルの会社なのですが絶対苦労すると思うので引き続き頑張る所存です。

4月までを振り返る

そういえば今年の目標は「開発を短いサイクルでやり、勉強会にも行く」でしたが、全然関係ないことやっています。

果たしてそれでいいのか、いかんのか。きっとこの文章を書き終わるころには心が決まっていることでしょう。

 

仕事力的な話

1-4月

日々現場で降ってくるタスクをこなす毎日です。 こないだ妻に手伝ってもらいつつ2019年度下期のお仕事ぶりを振り返っていたのですが、 ぼくは3年目のわりに全然仕事ができるようになってないことがよくわかりました。 先輩やリーダーにタスクレベルまで落としてもらわないと、自分で何をするべきか決められないんです。 悲しい気持ちになりました。 まあ後輩が一人もいないので、ぼくが他人にタスクを振ったりプロジェクトの方針を決めたりする機会自体ほとんどないっちゃないんですが。 でも、プロジェクト的に見てより上のレイヤー(マネジメントとかアーキテクトとか)ができる気が全然してないです。 週次で自分のタスクの計画を立てるぐらいはできる気がしてきたので、やってみてもいいかもしれません。

技術力的な話

1月

JavaでWebアプリ開発をやりかけてましたが、挫折しました。 原因は、今まで使ったことなかった技術を勉強しつつものを作ろうとしたことだと思います。 初挑戦のフレームワーク・ビルドツールを勉強しつつWebアプリを作ろうとしたんですが、見事に心が折れました。 ↓当時の心境

初めての技術は、初手で躓きやすいです。それが二つも組み合わさって開発が序盤から全然進められず、 モチベがどんどん落ちていきました。

2月

とくに何もしてない

3月

『エンジニアの知的生産術』を読みました。いい本でした。 なかなか知的生産する機会はないのですが、「4章 効率的に読むには」の章がすぐに役立ちました。

4月

『教養としてのコンピュータサイエンス講義』を読みました。楽しく読めました。 とくにCPUの挙動やOSの役割と動作については「学んだという事実だけは覚えてる」だったのが、 ちゃんと知識もアップデートできたのが楽しかったです。

atcoder始めました。 年初からやりたいとは思っていたのですが、時間を見つけて何とか始めました。 A問題、B問題は解ける。C問題はまだまだ勉強が必要。。。という感じです。

これから

去年末に立てた目標は、「開発を短いサイクルでやり、勉強会にも行く」でしたが、現状は競プロにいそしんでいる状態です。 競プロは流れで始めたのですが、楽しいし勉強になるのでできるペースで続けていきたいです。

正直やりたいことってそのときどきで変わってしまうので、目標とか決めてもなかなかその通りにはいきませんね。 今は競プロがやりたいと思っているし、 とりあえず思いっきりハードルを下げて「月に一度アウトプットを出す」ぐらいにしようと思います。

2019年振り返り

はてなブログ始めました

はてなブログを始めました。 最近区切りごとの振り返り大事だなーと思うことがあり、その一環です。 何かイベントがあるごとにブログを書き、反省と展望を描いて次につなげる。 一年の終わりにはそのサイクルを振り返って総評などできたらよいと思います。

というわけで早速2019年を振り返ります。 ぼくは基盤構築のSEをやっていて、それ以外でとくに登壇とか執筆とかしていないので、 基本的に案件の区切りがぼくの区切りになっています。

仕事関係

春先まで

年初から春先までは客先でした。 とはいえ実際に設定作業をすることはあまりなく、お客様からの依頼や不具合問い合わせに対してログをあさって原因調査したり、 山ほどあるチケットのステータスを管理するのがメインのお仕事でした。

秋まで

別のお客さんとお仕事でした。 技術力が見についてないことに焦りがあったので今回は手を挙げて開発の仕事をもらい、JavaAPIと商品のプラグインを開発しました。 これは楽しかったしめちゃくちゃ勉強になりました。 とはいえそれが終わると再びチケットの管理や検証・調査がメインでした。

冬(イマココ)

3つ目のプロジェクトです。 お客様の品質要求がとても高いので事前検証をやりこんでいます。 JMeterを使ってマシンに負荷をかけてデータをとり、結果を考察する日々です。 ぼくは文学部出身なのでよくわからんのですが、理系の学生生活ってこんな感じなんでしょうかね。 2020年1月からは半年間の客先作業が待っています。

お仕事振り返り

社会人3年目にしてようやく下っ端としての働き方がわかってきた気がします。 書き出すと初歩的過ぎて恥ずかしいのですが、これが今の自分のスナップショットなのでしょうがないですね。

進め方

  • 毎日報告する。
  • 報告簡単でいいから資料に落として報告すると、後で見返せて便利。
  • 使ったコマンド、スクリプトを資料と一緒に保管しておくと、後々調査方法を一貫できる。

仕事以外

Qiita

記事を4本書きました。

qiita.com

初旬にVagrantを書いたのは、勉強用環境を構築するのに使ってたから。 最近は仕事でミドルウェアのパフォーマンスチューニングばかりしてるので、 Apacheの記事を書いています。

イベント・勉強会

OSSセキュリティ技術の会に行きました。 ぼくも一応セキュリティ系のOSSを仕事で触っているので、お仲間かなーと思って見に行ったのですが、 つよつよ開発者の皆様に圧倒されるばかりで、モチベだけが上がりました。 secureoss-sig.connpass.com

開発

  • おうちIoT
    • 未完
  • Unityでゲーム作る
    • 未完
  • マークダウンエディタ
    • 未完

いやーこれはいかんですね。実にいかんですよ。 何がいかんって、どれもだらだら時間かけて挙句の果てに何のアウトプットもないってとこです。 次は最後までやりたい。

資格

  • LPIC
    • 102不合格 これめちゃくちゃ悔しいです。再チャレンジするかは考え中です...

そのほか

twitter始めました。

twitter.com イケてる方々をフォローするとイケてる方々をイケてる方々たらしめているしっかりしたアウトプットとか仕事の考え方とか日常的にふれられます。 これが割と大事な気がしていて、twitter始めてから「自分も」頑張らねば!と記事書いたり資格勉強始めたりしました。

まとめ

よかったこと

  • いろいろチャレンジはしてる
    うまくいってない取り組みもありましたが、「こうするとうまくいかない」のサンプルがとれました。きっと次はうまくいきます。

    よくなかったとこ

  • 開発物をさっさとリリースしなかった
    この記事のわかりみが深く、本質的な機能ができたらさっさとリリースして使ってもらって意見もらうのがいい気がしています。

qiita.com

  • 勉強会あんまり行ってない
    社外のエンジニアとつながりがほしいです。高めあえる仲間とか、憧れるう!

というわけで来年は勉強会に行き、開発を短いサイクルでやっていく一年にします。